すこし落ち着いてきたので。
2016/08/09
何か色々な事が終わった。
それは悪い意味ではない。
色々な事が終わったり落ち着いたりで、ぽっかり穴が空いた感じ。
父親が亡くなったというのもその一つだ。
家族と親類だけに知らせて見送った。
ほぼ86年を生きての大往生だから、一抹の寂しさみたいなのはあるけれども
それよりもお疲れさん!て気持ちだ。
だから涙一つ出なかった。
実は、親父は22年前に倒れてハンデキャップを負いながらの長生き。
だから22年前に一旦はお別れしたような場面もあった程だ。
でも、結果は長生きといえる年齢まで寿命をもらった。
そんな中で、ちょっと不思議を感じた事を書いてみる。
ぼくは今、愛和苑という長屋の金髪家主という側面を持っている。
10年ほど前に家族会議みたいのがあって(両親と兄とボク、姉は嫁いでいるので抜き)
親父は愛和苑の世話をボクにやれと言った。
最も家族とは疎遠な、歳の離れた末の息子にだ。
ボクは後継ぎという教育を受けていないし、知らない。
だいいち、兄の事を長男としてみたいな事をずっと言い続けてきた家庭だから、
当然全部を兄が受け継いでくれるものと思っていた。
財産の放棄なども、全部準備していたし。
母親はのんきだから、父親がボクにやれというものの、
三人で相談し合ってやってね みたいな話になる。
その時のボクの決断は、こう。
手をつけない。
というか、手をつけられない。
責任ばかりが負いかぶさって、相談などしながらだと何一つ前に進まないことが目に見えてるから。
やるべき人がやればいい、相談も何も必要ない。
つまり、兄が淡々とやるべきだと、そう思っていたし。
放置していると、本当に目の当てられない状況になってきた。
決断は、こう。
いちいち相談はしない。
責任も自分。
つかえるものは、つかわせてもらう。
ボクが一人でやる。
そんな事で、一棟を取得して、自分のあらゆる財産を処分して投じて、
当然ながら全く足りないから融資にこぎ着けて、そうやってできたのが愛和苑の東棟。
住んでくれる人がいるのだろうか、愛和苑を理解してくれる人が現れるのだろうか
そんな事を考えて過ごす日々。
もう、これはビジネスではなくて博打に近い行為だった。意地だった。
改装が終わりかけの12月前後から入居の流れができてきて、
しかも素敵な人たちがお住まいしてくれる環境となって、
うん、半分蘇生した!と思ったのが今年の3月頃。
成り立つかどうか、まだそんなところ。
でも、やっとこれで仕事という範疇にさしかかったと確信して、次のイメージが見えたのもその時。
いずれは経営という言葉がふさわしくなるように。
それは父親の体調が終焉に向かった時と同じ頃でもある。
たぶん安心したんだろうなぁと、不思議と、その時そう思った。
だらだらと書いたけれど、今日のこの話にオチはありません。
ただ、だらだらと書いてみたくなっただけ。
でも、不思議な話という事で、ボクの当時のfacebookに上げたことを転載します。
蜂がまとわりついたとき、親父に何かあったなって、ピンと来た。
facebookに書こうと思って、いくらなんでも書けないので言葉を濁した書き込みをアップして
その暫く後に危篤の連絡。
会いに行ったら、魂が抜けた感じだった。
生きているかどうかを決めるのは、モニターの数字だけ。
そんな状況だった。
虫の知らせとか、親父が蜂になってしもたとか、
何うまいこと言うとんねん!という類ではないので、あしからず(笑)
今朝、細長い小さな蜂が頭にとまった。
何度か追い払ってもまた戻ってきて、
今度はテーブルの角にとまって、じっとこちらを見てる。
顔を近づけても逃げようとしない。
ここにいたらひからびるから、外に帰りやって言ったら姿を消した。続きはこちらで。
ウソです つづいてません。Tweet 世の中で起こっていること。 それは滅多に自分には関係しない。 周りで起こる事、これも関係しない。…
☆☆☆☆☆
facebookでは長屋の日々のリノベ状況や思い、
そして愛和苑のある街の事を家主の好きなようにアップしています。
ブログ読んだよってメッセージ頂ければお友達の申請をお受けしますので、
ご希望ありましたら遠慮無くご連絡下さいね^^
facebook facebook.com/faloyoshii
金髪家主が愛和思想をつぶやくツイッター
https://twitter.com/falo_Yoshii
目に入ったモノを写真におさめたインスタグラム
https://www.instagram.com/yoshii_toshihito/
☆☆☆☆☆
関連記事
-
階段に吹く風 @愛和苑
今日はfaloは定休日で、銀行と愛和苑の用事を済ませて階段付近で3時の茶会。 特 …
-
粉浜街歩きをレポート!
といっても、ボクがレポートするわけじゃないです。 粉浜には、自分たちの関わる街を …
-
良き風の吹く場所は、人が交わる場所になればいい
愛和苑の東棟 2階中央部屋 日当たりが良く風の抜ける部屋 未改装で建築当時の雰囲 …
-
どうあがいても身体は一つ
事業者として必要な学びを得に神奈川へ。 前日入りするのに、途中下車で静岡へ立ち寄 …
-
ポストの表札
ポストに貼る表札は、金髪家主がプレゼントするから買わないようにしてね〜 と、越し …
-
金髪家主の取り組み @NYジャピオン
ニューヨーク現地邦人向け情報誌NYジャピオンのコラムに、 金髪家主 …
-
チャレンジ無しでは失敗も起こりようがない。
うちの仕事場の特性ですが 返品や交換が極めて少ないです。 少ないというか滅多に無 …
-
味覚が変わるということ
実は昨年の冬に体がかなりヤバイ状態になってしまった。 仕事すら出来なくなるかもっ …
-
思いの伝染 @愛和苑
今日は11月29日で、イイ肉の日。 今、目の前に、程よく熱せられた牛レバーがある …
-
AIの開発スピードったら
Uberが一般の利用者を乗せて一般道での自動運転を開始してる。 地上での無人タク …