二階の他人 @映画
2016/08/09
夕食を済ませてから、お仕事場へ。
少し落ち着いて調べておきたい事があったのと、書類の整理もしたかった。
特に本を読んだりインプットするわけではないので映画を観ながら。
適当に選んだのが「二階の他人」という松竹の1961年の映画だ。
55年前ですね。
実は愛和苑は今年で建築から59年目だと思うので、ほぼ同じ時代背景とも言える。
映画は60分弱で、映画というよりはドラマのようで、
コメディヒューマンドラマといった具合だ。
ありそうでありえない状況なのだけれど、当時の道徳心や人の縮図が盛り込まれていた。
内容全てには触れないが、少しだけ状況に触れるとする。
主人公の夫婦は借金をして一軒家を建てるついでに、少し欲を出してさらに借金をして二階を増築する。
そこへ下宿人を招いて家賃でうまく成り立たせようと計算しての事だ。
ところがその下宿人が色々と面倒を引き起こす。
一組目の下宿人は「下宿荒らし」で家賃を払わない常習者。
二組目は羽振りの良いカップルで家主とも相性が良いのだが、実は逃亡者。
当時の頃であれば、有ったのかもしれないな〜という所が面白いのだが、
そうやって笑えるのは、近代では余程でなければそういう状況が生まれないので他人事として客観視できるからだ。
例えば「下宿荒らし」というのは、まともな段取りを踏んでいれば、今は賃貸のシステムが出来上がっているので、まずそうはならない。
細かく言えば、管理会社が介在したり、保証会社が義務付けられるので不払いは債権となって家主から離れるのである。
逃亡者についてもそうで、保証会社と保証人のフィルターで、余程でない限り素通りは出来ないシステムとなってる。
たとえ家主が側で住人と交わることがなくても
そういう機能が完璧では無いにせよ整っているのである。
でもね、、、
古き良き時代の喜劇は、現代でも繰り返されるのではないかと思った。
先にも話したように、契約を通した賃貸にはルールがほぼほぼ整っているので
そうなる確率は少ない。
今、大ブームを巻き起こそうとしている「民泊」。
これについては、まだルールと保証が追いついていない。
日本国内での民泊は、日本人の性善説に基づいてとり行われているのである。
世の常 事業と助平心は別問題
二階の他人の主人公は、助平心で下宿人を住まわせてトラブルの連続であった。
これは映画だからと言える話ではなくて、実際もそうだ。
詐欺師は、人の「助平心」と「モラル」を入り口とする。
それをルールとすり替えるエキスパートとも言える。
あ なんか とりとめがなくなってきた金髪家主のよっしーですが、何か問題でも?
無理矢理閉めまーす。
要するに基盤であるルールをしっかりと決める。
決めるという事は、OKとNGをハッキリ伝わるようにする事。
そうやって空気というかオーラで自ずとマイナスの機会を防ぐことが最良かと思う。
つまり自分が愉しいかどうかというアンテナが頼りになるって事。
だって、一番敏感ですからね
とどのつまり、愉しむという覚悟が必要って事かな (^^)
じゃ、また
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