衣・住 faloオーナー 吉井利仁のブログ

金髪家主のよっしーです 家主は人と街を絆ぐHubである。

*

喜んでもらおうと思う心気 

      2016/08/09

つまりそれは「おもてなし」

先日、東京出張のおりに、
足を伸ばして金沢県のお友達のところへ訪問してきました。

何故なら、今の金沢が食を知るにはベストシーズンと教えてもらったから。

お友達は、がたさんと言って金沢駅近くの料亭「壽屋」の4代頭首。

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百数十年の歴史ある建物

IMG_2563

蔵があって、今は個室部屋として利用しお料理を堪能できるのだそうだ。

 

 

IMG_2578時間がなくて、すっと通り過ぎるようにしかお店におれず。
また再訪の折には、かならず料理を頂きたいなと思った。

がたさんは博学で歴史好き、ボクより遥かに年下だけれど、人となりが素晴らしくできた人。

そんな彼のエスコートで、ステキな一日を過ごすことができました。

予約の取れないお寿司屋さんで舌鼓をうち、
地元の人が観光客に教えたくないショットバーで馬鹿話をする。

まだまだ序の口で、その後の事も考えてくれていたのだけれど
あえなく撃沈。

確保してくれていたホテルも格別で、どれだけ顔が効くねんと
彼の力量にひれ伏すのみ。

 

なんだろう、こんな風に思った。

彼は、誰かが尋ねる時には、いつもその人の顔を思い浮かべているんだろうなって。
人の喜ぶ顔を思い浮かべながら、自分のできることを提供してくれる。

これは商いでもそうであるはずで、人としても必要なことなのだけれど、
「受け身」で「横柄」という事がまかり通っていた昨今では、
すこしおざなりにされてきた事だ。

「おもてなし」は「ひととなり」でもある。

これからの時流はパーソナルに向かうのは目に見えている。
だから、こうした「おもてなし」という気持ちが根底にある人達が世の中のトップランナーになっていくと、そう感じた日でした。

そんな、がたさんってば、こんな人。

がたさん

 

さて、忘備録

では、どんなおもてなしをしてもらったか、ざざーっと写真のっけますよー

壽屋さんの群青の部屋
最も格式高い壁色だそうだ
結婚式もできる料亭だ。IMG_2562

金箔
和室に座り、目線が高くなるに連れ金箔が濃くなる
これも素晴らしい演出IMG_2561
茶室も個室として最高のお料理を頂ける。
壽屋さんは精進料理という別格なお店なのだけれど
一般的な割烹のお料理もいただけます。

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重い雪もガッシリ受け止める太い梁。
建築好きにはたまらない建物ですIMG_2563

女将ではなく、お友達のみきてぃ。
とりあえず入ってきます。

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こんな感じで入ってきます(笑

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以前は蕎麦打ちもやっていたそうで、
ただ今は職人さんがおらず、漆器の展示室になっています。

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なかなか入れない事務所。
スコットの絵が神棚の隣に並んでた!IMG_2576

場所が変ってお寿司屋さん

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絶妙のあぶり具合の、マグロの頬肉。
歯ごたえと味が、今も忘れられない突き出し。

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大将が図鑑でもって解説してくれた。
なんと有り難いことか。。

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ブリと大根おろしの寿司。

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12月をもって禁漁になるメスのカニ。
今しか頂くことのできない、誠に贅沢なお味。

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今や高級魚となった、脂のたっぷりのった、のどぐろの塩焼き。

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お店の風格をかもしだす厚焼き

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おっそろしくウマイうに。
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アジ

 

 

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これ、マグロではなくて、ブリの漬け。
まぐろよりウマイとの噂で、
この一貫を味わってもらいたいというがたさんの言葉通り
今まで経験した事のない素晴らしく美味しいお寿司でした。

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これもうまかったなーーー
すずきの昆布締め。
後味がスッと来る。

 

 

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たい?

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スマ中?

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イワシのつみれの入った味噌汁!

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しらこ

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他にも食したのだけれど、写メを忘れるくらいに美味しかった。
それもこれも絶品で、ボクはこれまでお魚を誤解していたのではないかと
そんな気持ちにさえなった晩餐でした。

 

そして、バーへ

IMG_2647IMG_2640

 

ホテルは眺めも最高。
目下にお城(お寺?)が見えた。

 

 

 

 

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そして金沢を後にした。

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滞在はほんの12時間。
なのに、こんなに素晴らしい体験をさせて頂けたのは、
間違いなく「おもてなし」があってこそだった。

そして、楽しいお友達が一緒だった事。

また行きたいね。金沢。

こんどはゆっくりしよう!

本当に有難うございました。

 

彼はお友達だからそうしたわけじゃない。

お客様にも同じ接し方をしているに違いない。

そんなステキな1日でした。

 

 

 - DIY, fashion, maison, 地域, 愛和思想, 日々是好日

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